無期限の滞在許可証持ってるけど、A4の半分の大きさの紙製なので、持ち歩くには不便だし、破損しそうで怖い〜。
私はイタリア外に旅行する時以外は、コピーを持ち歩いていました。
私の滞在許可証はA4の半分サイズのCarta di soggiorno di familiare di un cittadino dell’unioneという無期限のものです。
昨年Twitter上で、その滞在許可証が紙からカード式に変更できるようになるとのツイートを見ました。
少しネット検索してみると、“変更できる”のではなく、2023年8月3日前までに“変更しないといけない”ということがわかりました。
また、今まで無制限の滞在許可証を持っていた人も、今後は期限無制限ではなく、少なくとも10年に一度は写真の変更のために更新が必要になるそうです。
2022年2月現在、日本に帰ったり、イタリア外に旅行に行く予定もないので、滞在許可証のいらない今のうちに手続きをしようと思い、申請に行きました。その経過を記録しておこうと思います。
紙の滞在許可証をカード式に変更しないといけないのを知らなかった方
おおよそどのような書類が必要で、どのような流れで手続きをするの知りたい方
なぜ変更が必要?
EUやICAO(国際民間航空機関)の規則で、紙ベースの滞在許可証ではなく、個人情報が登録されたマイクロチップの入ったカード式にしないといけないというのが要因の様です。
関係する規則など詳しく知りたい方はこちらの7条8条やこちらやこちらをご参照ください。
イタリアの紙式の滞在許可証は、乗り継ぎ国などで問題なるケースもあったと聞いたことがあります。カード式に統一されれば、その様な問題もなくなればいいですね。
手続きの流れ
- 警察署へ行き、必要な書類や申請方法を確認
- 必要な書類の準備、手数料の支払い
- 申請 (←今ここまで終わりました)
- 約2ヶ月でカードができるので、電話をしてできていれば受け取りに行く
それぞれもう少し詳しく説明します。
警察署に問い合わせ
私が住む町はモデナ県にありますが、滞在許可証関係の手続きは全てサッスオロの警察署が管轄しています。
情報収集のため、サッスオロの警察署へ行き、次のことを確認しました。
- 滞在許可証を紙ベースからカードベースへの変更が必要なのか再確認→そのとおり
- 手続き後は無期限ではなくなるのか?→はい
何も変更がなくても、少なくとも10年に一度は写真のアップデートが必要 - 郵便局を通さずに、直接警察署窓口で手続きできるか→郵便局を通した方が早いが、直接申請もできるとのこと
- 必要な書類は何か?次の段落で詳しく書いています
- 申請してからカードを受け取るまでどのくらいかかるか→約2ヶ月
- 申請書様式と夫が記入するべきdichiarazione di mantenimento(扶養宣誓書)をもらいました
- 内容がわからなかった時のため、電話問い合わせしたいときの電話番号ももらっておきました
郵便局を通して申請すると別途30ユーロかかるので、できれば直接警察署で申請したかったんです。サッスオロでは、直接申請できて良かった!
申請に必要な書類など
警察署でもらった申請に必要なもの一覧には次のものが書かれていました。
Aggiornamento carta di soggiorno congiunti italiani
- A: istanza con kit postale e bollettino da €30,46
- B: fotocopia di permesso di soggiorno
- C: passaporto originale + fotocopia (pagina dati anagrafici e tutele le pagine con timbri)
- D: N.3 fototessera (portare allo sportello il giorno dell’appuntamento)
- E: stato di famiglia, certificato che indica la parentela con il cittadino italiano (matrimonio, nascita, ecc)
- F: Dichiarazione di mantenimento compilata e firmata dal congiunto italiano
- G: Fotocopia carta d’identità del congiunto italiano
- H: Fotocopia carta d’identità di tutti i figli minori italiani
- I: Fotocopia della dichiarazione dei redditi del congiunto italiano
上記に書かれていなかったけど必要だったもの
- 申請書(サッスオロの警察で予めもらっていました)+そのコピー1枚(必要な書類に書かれていなかったのでコピーしていませんでしたが、申請時に無料でコピーしてくれました)
- 印紙(marca da bollo) 16ユーロ分
- Carta di Soggiornoオリジナル
上記の必要な書類の説明
A: istanza con kit postale e bollettino da €30,46
郵便局備え付けの振り込み用紙で支払った、申請にかかる費用(30,46ユーロ)の領収書
*郵便局の振り込み手数料としてプラス1,80ユーロかかります(2022年2月現在)
istanza con kitとありますが、郵便局備え付けのkitに入っている申請書などは必要なく、↓の様な振込用紙を受け取り、必要事項を記入し、支払いをした領収書のみで大丈夫でした。

振込書の記入方法:

- 振込金額(30,46)を数字で記入
- 振込金額をin lettereで記入。これは知っていればなんてことはありませんが、慣れていないと??となりますよね。私もわからなかったので、窓口で教えてもらいました。trenta/46 が正しい書き方です。
- 振込者氏名
- 振込者住所
上の項目を三カ所に記入しますが、一番右の記入欄には郵便番号と市町村名も必要です。
B: Carta (Permesso) di soggiorno のオリジナルとコピー
C: パスポートオリジナル+コピー
個人情報が書かれたページと出入国スタンプのあるページのコピー
D: 証明写真3枚
私はスーパーにある自動の証明写真を使いました。メガネをかけている人はメガネを外します。
E: Stato di familia
公的機関の証明書は、以前は住んでいる市町村の役所の窓口で発行してもらっていましたが、2022年1月からはオンラインで申請・受け取りが可能になりました。
今回必要だった書類は、Certificato di Stato di Familia。住んでいる町の役所のホームページを見れば、オンラインでの申請方法がわかると思います。
私もネットで2、3分ぐらいで証明書入手できました。公的機関に提出する書類なので、手数料も無料。
証明書のオンライン申請には、SPIDというオンラインで公的機関の手続きが可能になるシステムに予め登録していなければなりません。
このSPID、最近では至るところで使われているので、すでに登録している人も多いのではと思いますが、まだの方は、これがあればいろんな手続きのストレスから解放されるので、登録時に少し面倒かもしれませんが、登録することをお勧めします。
F: Dichiarazione di mantenimento compilata e firmata dal congiunto italiano.
イタリア人の夫と私が現在も婚姻状態にあり、私を扶養していますという、夫が記入する宣誓書。警察署から予めもらってきていました。
G: 夫のcarta d’identitaのコピー
原本は要りませんでした。
H: 未成年のイタリア人の子供がいる場合、子供全員のcarta d’identitaのコピー
私は子どもがいないので、持って行っていません。
I: 夫の税務申告書(dichiarazione dei redditi) のコピー
税務申告書のコピー。
申請時はこんなことをしました
サッスオロは申請時に予約の必要がなく、書類を揃えてこの申請ができる火曜日の15時から17時に直接窓口に行きます。
窓口では:
- 書類のチェックを受け
- 両手人差し指の指紋採取
- 写真の横に受付の人が署名用の紙を貼り付けて、その場で署名をするように言われました。
署名(私は漢字で署名しました)
場所/人によって漢字はだめと言われる場合がありますが、サッスオロの警察署では漢字でも何も言われませんでした。 - 受付印の押された申請書のコピーとCarta di Soggiornoのコピーをホチキスで綴じたものを渡されました。これがカードが来るまでの滞在許可証代りになるそうです。
カードができるまでには、約2ヶ月かかるとのこと。
2ヶ月経過したくらいに、電話をしてできていれば受け取りに行きます。
まとめ
現在、私と同じ様に、紙製の期限無制限のCarta di soggiorno di familiare di un cittadino dell’unioneを持っている人は2023年8月3日前までにカード式に変更が必要です。
新しいカード式滞在許可証は、以前無期限だった人も、少なくとも10年に一度は写真変更のために更新手続きが必要になるそうです。
2023年というと来年とまだ時間がありそうですが、ぎりぎりになると申請者が増えてくると思います。
また、日本とイタリアの往来が今よりも自由にできるようになれば、すぐにでも日本に帰りたいですよね。その時に手続き中で帰れない・・・とならないために、時間に余裕のあるうちに手続きしておくのがいいかなと思います。
2ヶ月経って滞在許可証はできたのか?
約2ヶ月経過後
サッスオロの警察署に私の滞在許可証ができているかどうか電話で確認してみたら、ちゃんとできていました💛
毎週月曜日が交付の日に当てられている様で、ちょうど二週連続で月曜が祭日休み、その後の最初に月曜に来てくださいと言われました。
予約制ではないので、行って順番待ちする様にとのこと。
その日が今週の月曜日。
警察の始業時間8:30の30分ぐらい前に着きましたが、予想したとおり既に長い列。2時間ぐらい待ってカード式の滞在許可証を受け取ることができました。
カードには:
<表>
氏名
国籍
生年月日
許可証の種類
期限(申請日から10年の日付)
codice fiscaleの番号がRemarksのところに書かれていました
<裏>
カードの発行日と発行者
出生地が市だけ
以上が記載されていました。
データとして、パスポート番号を含むその他の情報も保管されているそうです。
途中パスポートの更新があったら滞在許可証も更新が必要か確認したところ、更新しなくていいとその窓口の人は言っていました。
また居住している役所に更新したことの届出が必要か聞いたところ、それも必要ないとの返事。私は念のため役所に連絡しようと思います。
追記:役所にメールで問い合わせしたところ、10分もしないうちに返事がありました。滞在許可証をスキャンしてメールすれば情報アップデートしておくよとのことだったので、早速そうしました。




